都こんぶの味が変わった!酸っぱくなくなったのは大人の舌になったせい

都こんぶ

ダイエット中の友人の家に大量の都こんぶを発見。友人曰く「小腹がすいたときにこれをかじっていれば乗り切れるから」とのこと。

子供の頃酸っぱくて苦手だったお菓子でしたが、友人からもらって◯十年ぶりに食べてみた都こんぶは「美味しかった」です。

 

 

都こんぶの味が変わった!酸っぱくなくなった理由は

大人になって舌が鈍感になった

味を感じるセンサーである味蕾(みらい)は子供のころに発達し、ある年齢をすぎると減少。30代~40代頃には子供時代の約3分の1まで減ってしまいます。

子供の頃食べられなかったクセの強い食べ物が大人になってから好きになるというのは、鈍感になった大人の舌のおかげでなんですね。

子供の頃は酸味や苦味を見抜くセンサーが強い

味には甘味・塩味・酸味・苦味・そして旨味があります。

この5つの味のうち甘味はエネルギー源・塩味はミネラル・旨味はタンパク質と人間が生きていく上で必要な栄養素の味。本能的に好む味とされます。

一方、苦味や酸味は腐敗や毒性につながる味であるため、子供の頃はこれを見抜く本能が強いということ。

本能的に好む3つの味とは異なり酸味や苦味は、いろいろなものを食べた経験を通して体に害のないものを選んで食べるようになっていくのです。

1976年以前の都こんぶとは味が違う

都こんぶの歴史は古く1912年(大正元年)にはその原型ができていました。

発売から100年近くたった今でも昔ながらの製法にこだわりいまだに手作業。基本となる味は変えていないとのことですが・・

実際には、1969年に甘味料として使われていたチクロが使用禁止。発売当初は、チクロの甘みをこんぶに浸透させることで酸っぱさと甘みの絶妙のバランスを生み出していたのですが。それが全面禁止となりました。

その後、1976年にアミノ酸系の甘味成分をコンブにまぶした今の都こんぶになったとのこと。

柔らかく食べやすい養殖こんぶを使うようになったこともあり、1976年以降とそれ以前の都こんぶでは確実に味が変わっています。

 

1976年以前の都こんぶの味は知らないので、私が美味しく感じたのは大人の舌になったから・・・が正解です。(キッパリ)

都こんぶはダイエットのお供になる?

低カロリー

都こんぶ(1箱)は26calと低カロリーです。低カロリーなのに噛んでいれば口寂しさが満たされます。

また、独特な甘酸っぱさで唾液もたくさん出ることから満腹感が得られるます。これにより食事やお菓子の食べすぎを予防することができますね。

口臭予防

唾液が少なくて口が乾くと細菌が増え口臭の原因となります。

こんぶに入っているアルギン酸は唾液を増やしてくれるので。都こんぶを口の中でなめることで口の乾きを防ぎ口臭を予防してくれます。

また、こんぶのフコイダインが胃の粘膜を保護してくれることから、胃からくる口臭の予防にもなります。

美容効果

ミネラルや食物繊維が豊富なので髪や肌への美容効果も期待できます。また、水溶性の食物繊維は腸内環境を整え老廃物を排出も促してくれるのです。

 

食べ過ぎ注意
こんぶにはヨウ素がたくさん含まれます。ヨウ素は人間にとって必須ミネラルですが、摂りすぎは甲状腺に負担を与え機能低下などの悪影響を与えることもあります。
1日一箱位を目安に食べすぎには気をつけるようにしてください。

まとめ

友人の家にあった大量の都こんぶは、ダイエットのお供として優秀なものであることがわかりました。

スーパーで見かけても素通りしていた都こんぶでしたが、大人の舌を手に入れた私もちょっとストックしておこうかと思っている次第です。