ビスコ
ビスコはお腹に優しいお菓子なのですが、その理由は名前の由来となった酵母が入っていたからです。しかし、現在のビスコにはこの酵母が入っていません。発売当初の酵母はスポロ乳酸菌へと進化していました。
本記事では
- ビスコの名前の由来に込められたお腹に優しい理由
- 現在のビスコに入っているスポロ乳酸菌について
この2つについてまとめています。
ビスコの名前の由来は酵母菌
酵母入りビスケット➡酵母ビス➡コービス➡ビスコと命名
ビスコは江崎グリコの創業者である江崎利一さんの「胃腸の機能を良くして消化吸収を高める効果がある酵母をビスケットに入れるという発想」から生まれました。
しかし、酵母は生き物であるためビスケットの生地に入れると高温で焼く段階で死んでしまいます。
そこで、クリームに酵母を入れることにしたのですが、それでもクリームを作るときに砂糖を溶かし水分を減らすためには長時間加熱しなければいけません。
生きた酵母をクリームに含ませるために砂糖の量を減らし、ココナッツオイルを加えるという新しい方法を考案しその結果できたのが酵母入りビスケットです。
現在のビスコには名前の由来となった酵母菌は入っておらず乳酸菌に変わっていますが、お腹に優しい栄養菓子であることは今も変わりありません。
酵母菌からスポロ乳酸菌へと進化
ビスコに入っている乳酸菌はスポロ乳酸菌です。これは、有胞子性乳酸菌というもので乳酸菌が休眠状態で入っていることを意味します。
スポロ乳酸菌は胞子の状態であるので熱にも酸にも強く体内に入った後、胃酸や体温の刺激を受けて腸内で目覚めて活性化します。だから、生きたまま腸に届くのです。
ビスコには1パック(5枚)に1億ものスポロ乳酸菌がクリーム部分に配合されていますが、クリームには水分が少ないため発芽せずそのまま腸に送り出されます。
乳酸菌と食物繊維のWの効果(シンバイオティスクス)
ビスコには乳酸菌と乳酸菌のエサとなる食物繊維がはいっています。
・生きた乳酸菌
・食物繊維
これらを同時に摂ることでお腹への相乗効果が期待できます。この考え方をシンバイオティクスといいます。
ダイエット中のおやつとしておすすめ
ビスコには次のようなメリットがあります。
- 乳酸菌と食物繊維が腸内環境を整えてくれる
- 食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする
- 小腹を満たしてくれる
- ビスコのカルシウムが脂肪燃焼をサポート
- ビタミンB1・B2・Dが含まれている
ビスコのカロリーは1パック5枚入りで109kcal。
食べ過ぎには注意しなければいけませんが、上手に取り入れればダイエットをサポートしてくれる優秀なお菓子なのです。
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